こんにちは、さわいようこです。
ずいぶんご無沙汰しておりました。
元気に生きています。
昨日9月19日は歌人、正岡子規の命日「糸瓜忌」です。
ずっと行きたいと思っていた子規の終の住処
子規庵に命日の昨日行って来ました。
私は正岡子規が好きで、特に「仰臥漫録」は
病院の待合室やベッドタイムストーリーで何度も読み返しています。
病床にありながら、美しい日本語で伝えられるその日記は
胸がキュンとたまらない気持ちになるのです。
場所は東京の台東区根岸。林家三平さんの
「ねぎし三平堂」の超近所、山手線「鴬谷駅」下車です。
歩いて10分ほどでしょうか、
上野の近くという場所柄だと思うのですが
ラブホテルのど真ん中を突っ切った住宅街の中に
子規庵はひっそりとあります。
3部屋+お勝手と便所、広い庭付きの小さな家です。
噂の糸瓜棚にもしっかり実がぶらさがっていました。
ああ、こんなこぢんまりとした暮らしができたら
どんなに心穏やかになるだろう。
どんなに忙しく、くたくたになって帰ってきても
この家ならストレスは一気に吹き飛ぶんだろうなあ。
としみじみ思う程、完成されたミニマムハウスでした。
私の暮らしとは真逆です。
庵を出た後は、まあお決まりに名店「笹乃雪」で豆富料理を食べ
(あんかけ豆富はちゃんと二つ出てきました)
羽二重だんごでだんごを買って、ぶらりと帰りました。
たまにはこういう散歩もいいなあ、と思う秋の夕暮れでした。
その日のお布団にはもちろん仰臥漫録。
でも正直言うと彼氏や夫にはしたくないなあ、子規は。
かなり気難しそう(笑)

おまけ
京成線、橋脚にこんな文字が。
「でん」の字と電話番号が二桁。
どれだけ古いのかなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿